着物の仕立て・お直しの言葉(用語集):裄・身丈・おはしょり・八掛・洗い張りの読み方と意味
裄(ゆき)、身丈(みたけ)、おはしょり、八掛(はっかけ)、洗い張り、肩上げなど、着物の仕立てやお直しを頼むときに出てくる言葉の読み方と意味を、やさしくまとめました。
寸法の言葉
- 裄(ゆき):首の後ろの中心から、肩を通って手首までの長さ。「裄が短い」は、手首が出てしまうこと
- 身丈(みたけ):着物の、肩から裾までの長さ。女性の着物は、身長と同じくらいが目安
- おはしょり:女性の着物で、長い分を腰のあたりでたくし上げて折り返した部分。身丈が短いと、おはしょりが出ない
- 袖丈(そでたけ):袖の縦の長さ。振袖は袖丈が長い。長襦袢(下に着る着物)の袖丈と合わせる
- 身幅(みはば):体の周りの幅。前の幅(前幅)と後ろの幅(後幅)がある
- 縫い込み(ぬいこみ):縫い目の内側に折り込まれた、余りの布。これが残っていると、裄や身丈を出せる
布と裏地の言葉
- 反物(たんもの):着物1着分の布を巻いたもの。大人用はおよそ12m前後。古い反物は幅が狭いことがある
- 証紙(しょうし):反物に付いている、産地や品質を示す紙
- 袷(あわせ):裏地の付いた着物。主に秋から春に着る
- 単衣(ひとえ):裏地のない着物。主に初夏や初秋に着る
- 胴裏(どううら):袷の着物の、胴の部分の裏地
- 八掛(はっかけ):袷の着物の、裾まわりの裏地。裾回し(すそまわし)とも言う
- 居敷当て(いしきあて):単衣の着物の、お尻のあたりの裏に付ける布。生地を傷みにくくする
仕立て・お直しの言葉
- 仕立て(したて):反物から着物を縫い上げること
- 仕立て直し(したてなおし):着物をほどいて、寸法などを変えて縫い直すこと。多くは洗い張りとあわせて行う
- 寸法直し・サイズ直し:着物をすべてほどかずに、裄や身丈などを直すこと
- 裄出し(ゆきだし):縫い込みを出して、裄を長くすること
- 洗い張り(あらいはり):着物をほどいて布の状態に戻し、洗って整える手入れ。このあと仕立て直す
- 肩上げ・腰上げ(かたあげ・こしあげ):子どもの着物を体に合わせるため、肩と腰の部分を縫いつまんで短くすること。成長したら、ほどいて長くできる
- 手縫い・ミシン仕立て:手で縫うか、ミシンを使うか。手縫いは手間がかかる分、料金が上がることが多い
子どもの着物の言葉
- 祝い着(いわいぎ)・産着(うぶぎ):お宮参りで赤ちゃんに掛ける着物。七五三用に仕立て直すことがある
- 被布(ひふ):袖のない上着。3歳の七五三で、着物の上に着ることが多い
- 四つ身(よつみ):4歳から12歳くらいの子ども用の着物の仕立て方。7歳の七五三でよく着る
- 本裁ち(ほんだち):大人用の着物の裁ち方。十三参りでは、本裁ちの着物を肩上げして着ることがある
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